今回も椨(たぶ)の木で出来たカッティングボードと木べら、そしてテーブルや椅子など「使える小鉢さん」をご紹介します。
椨の木はその昔、舟材として使われていたくらい水に強く、硬すぎず柔らかすぎず、生活するのに必要な道具の素材に適しているんです。
椨の木は「クスノキ科」に属します。彫刻家である小鉢公史さんはクスノキの大木で、大きな彫刻も作っています。カッティングボード制作に椨の木を使うようになったのは偶然の事なんですが、小鉢さんとクスノキのご縁を感じますね。
「使える小鉢さん」の作品は、とても生活に馴染みます。温もりある素材と使いやすい大きさ、安心感のあるかたち、シンプルだけど細部までしっかりデザインされています。
美しいだけでなく実用性も備えた「小鉢さん」をぜひお手にとってご覧下さい。
小鉢公史 略歴
1961年 長崎県島原市生まれ
1985年 多摩美術大学美術学部彫刻科 卒業
1987年 多摩美術大学大学院美術研究科 修了
1989-93年 フィレンツェに滞在し、制作する
[個展]
1986年 小野画廊 東京
1987年 ギャラリー射手座 京都
1995年 もみの木画廊 東京
2002年 ぎゃらりいセンターポイント 東京
2003年 コバヤシ画廊 東京
2006年 ギャラリー山口 東京 ('08 '09)
2012年 ガレリア・グラフィカ 東京
2013年ガレリア・グラフィカ 東京
アートシー ショップ&ギャラリー「小鉢さんのいろんなかたち」 茅ケ崎
2014年ガレリア・グラフィカ 東京
[グループ展]
1985年 パレルゴン 東京(‘86)/ART SPACE KEIHO 「UPSTAIRS」 ('86 スペース21) 東京
1986年 「万象の変様」展 埼玉県立美術館/「表現の現場」展 多摩美術大学大学院上野毛校舎 東京
1987年 「有視界飛行」 世田谷美術館 東京/「Meraporphotion」展 神奈川県民ホール 横浜
1991年 モンテカティー二美術館 イタリア
1995年 ながさき水の波紋’95 被爆50周年祈年アートフェスティバル 長崎
1997年 「渡邊かおり・小鉢公史二人展」 ガレリアグラフィカbis 東京
2009年 「木彫ってなに?」 新宿高島屋美術画廊 東京
東京コンテンポラリーアートフェア2009 (TCAF 2009) 東京美術倶楽部 東京 (ギャラリー山口)
2011年 Art Taipei 2011 台湾 (ガレリア・グラフィカ)
2012年 Art Taipei 2012 台湾 ( Imavision Gallery, Taipei)
2013年 「立体の魅力展2013」 画廊翠巒 群馬
Hong Kong Contemporary 13 香港
Art Gallery Show 台南三越百貨店文化館 台湾
Young Art Taipei 台湾 (Imavision Gallery 台北)
森呼吸中日木彫展 Imavision Gallery 台北
国際木彫展 三義木彫博物館 台湾
Art Taipei 2013 台湾 (ガレリア・グラフィカ 東京/ Imavision Gallery 台北)
[収蔵] 東京都現代美術館
[その他モニュメント]
1995年 雲仙普賢岳災害復旧祈念塔 島原
1997年
雲仙普賢岳災害派遣隊顕彰碑 島原